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第14回 柔道整復師国家試験 【柔道整復理論】

問題 1 正しい組み合わせはどれか。 2つ選べ。
1.外傷性股関節脱臼 -大腿骨頭壊死
2.距骨頚部骨折 -距骨頭部壊死
3.手舟状骨腰部骨折 -近位骨片壊死
4.1中手骨基底部骨折 -遠位骨片壊死
 
問題 2 脂肪塞栓症で誤っているのはどれか。
1.多発骨折に合併することが多い。
2.肺や脳が侵される。
3.点状出血がみられる。
4.症状は一過性で予後は良い。
 
問題 3 長期の固定が原因で発生するのはどれか。 2つ選べ。
1.偽関節
2.骨化性筋炎
3.筋萎縮
4.関節拘縮
 
問題 4 外傷性脱臼の合併症で誤っているのはどれか。
1.脊椎の脱臼で脊髄損傷がみられる。
2.末梢神経損傷では neurotmesisが多くみられる。
3.靭帯断裂の放置で動揺関節がみられる。
4.関節窩縁骨折の処置で反復性脱臼がみられる。
 
問題 5 肉ばなれで正しいのはどれか。
1.直達外力によって発生する。
2.再発することはまれである。
3.患部に陥凹を認めるものは重症である。
4.観血的治療が優先される。
 
問題 6 正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.小児の頭蓋冠骨折は陥凹骨折が多い。
2.中頭蓋窩骨折ではブラックアイがみられる。
3.前頭蓋窩骨折ではバトル (Battle)徴候がみられる。
4.頭蓋底骨折は亀裂骨折が多い。
 
問題 7 顎関節脱臼で誤っているのはどれか。
1.関節包内脱臼である。
2.顎関節症の原因となる。
3.大臼歯が槓桿の支点となる。
4.中年女性に多い。
 
問題 8 肋骨骨折で正しいのはどれか。
1.介達外力による損傷は圧迫骨折が多い。
2.ゴルフによる損傷は右前胸部に多い。
3.外力が強い場合は重複骨折が多い。
4.肋軟骨の損傷は骨軟骨境界部に多い。
 
問題 9 鎖骨骨折の初検時にみられないのはどれか。
1.患側肩部が下垂している。
2.患側上肢を健側で抱えている。
3.患側の肩幅が健側に比べ狭い。
4.頭部を健側に傾けている。
 
問題 10 肩甲骨骨折で正しいのはどれか。
1.体部骨折の多くは縦骨折である。
2.肩峰骨折には著明な転位がみられる。
3.上角骨折の骨片転位は棘上筋の牽引による。
4.下角骨折は外上方転位を呈する。
 
問題 11 上腕骨結節部骨折で正しいのはどれか。
1.大結節骨折は肩関節前方脱臼に合併しやすい。
2.大結節骨折は肩関節内転・内旋位で固定する。
3.小結節単独骨折は棘下筋の牽引によって発生する。
4.小結節骨折は上腕二頭筋短頭腱の脱臼を合併する。
 
問題 12 上腕骨骨幹部中央部骨折について正しいのはどれか。
1.直達外力での骨折 -粉砕骨折
2.末梢神経損傷 -上腕二頭筋機能不全
3.横骨折の治療 -ハンギングキャスト法
4.偽関節形成 -軋轢音を証明
 
問題 13 上腕骨遠位部骨折で正しいのはどれか。
1.小児の骨折は複合骨折が多い。
2.顆上骨折は屈曲型骨折が多い。
3.内側上顆骨折は肘関節脱臼に合併するものが多い。
4.通顆骨折は遅発性尺骨神経麻痺を残すものが多い。
 
問題 14 小児上腕骨顆上伸展型骨折の受傷後 3か月のエックス線写真のシェーマを示す。

 考えられる現症はどれか。
1.内反肘
2.外反肘
3.伸展運動制限
4.屈曲運動制限
 
問題 15 橈骨近位端部骨折で誤っているのはどれか。
1.肘関節伸展外反位で手を衝いて発生する。
2.前腕回旋運動時激痛がある。
3.小児では橈骨頚部が内方へ傾斜する。
4.成人の場合は解剖学的整復が必要である。
 
問題 16 橈骨骨幹部下 1/3骨折で遠位骨片転位に関与するのはどれか。
1.回外筋
2.上腕二頭筋
3.上腕筋
4.方形回内筋
 
問題 17 オートバイでハンドルを握ったまま転倒した際に発生しやすいのはどれか。
1.コーレス (Colles)骨折
2.スミス (Smith)骨折
3.ショウファー (Chauffeur)骨折
4.背側バートン (Barton)骨折
 
問題 18 手の舟状骨骨折で正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.中央 1/3部骨折は遠位骨片が壊死しやすい。
2.月状骨脱臼とは合併しない。
3.中央部から近位の骨折は関節包内骨折である。
4.偽関節は腕立て伏せ運動に障害を残す。
 
問題 19 ベネット (Bennett)骨折で誤っているのはどれか。
1.近位骨片は大菱形骨と正常な関係を保つ。
2.遠位骨片は外転転位を呈す。
3.母指の内・外転運動が不能になる。
4.整復位保持が困難で再転位しやすい。
 
問題 20 骨折整復後の固定肢位で正しい組み合わせはどれか。 2つ選べ。
1.上腕骨顆上伸展型骨折 -肘関節 90~100度屈曲位、前腕回内位
2.スミス (Smith)骨折 -肘関節 90度屈曲位、前腕回内位、手関節軽度屈曲 (掌屈 )・尺屈位
3.コーレス (Colles)骨折 -肘関節 90度屈曲位、前腕回外位、手関節軽度伸展 (背屈 )・尺屈位
4.肘頭骨折 -肘関節伸展位、前腕回外位
 
問題 21 中節骨浅指屈筋腱付着部近位骨折の固定肢位で正しいのはどれか。

 
問題 22 坐骨結節剥離骨折の原因筋でないのはどれか。
1.薄筋
2.大内転筋
3.半膜様筋
4.大腿二頭筋
 
問題 23 転子果長が短縮するのはどれか。
1.上方に転位したマルゲーヌ (Malgaigne)骨折
2.大腿骨頚部骨頭下骨折の内転型
3.延長転位の著明な膝蓋骨横骨折
4.定型的転位を呈した下腿両骨骨幹部骨折
 
問題 24  Q角が増大するのはどれか。
1.大腿骨外顆骨折
2.脛骨内顆骨折
3.腓骨頭粉砕骨折
4.脛骨下 1/3骨幹部骨折
 
問題 25 下腿骨骨幹部骨折の合併症とその要因との組み合わせで正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.総腓骨神経麻痺 -直達外力で発生した腓骨下 1/3骨折
2.尖足位拘縮 -足関節屈曲 (底屈 )位固定の継続
3.膝関節拘縮 -PTBギプスによる荷重歩行
4.内反変形 -脛骨単独の斜骨折
 
問題 26 下腿骨果部骨折で正しいのはどれか。
1.外転型では前距腓靭帯断裂を伴うことが多い。
2.内転型の足部変形は軽度のことが多い。
3.コットン (Cotton)骨折は脛腓靭帯の剥離骨折である。
4.脛骨後縁部骨折は足関節伸展 (背屈 )強制で発生しやすい。
 
問題 27 距骨骨折と踵骨骨折に共通するのはどれか。
1.高所からの落下による受傷機序
2.筋の牽引力による延長転位
3.血行不良による骨壊死
4.後方転位によるナウマン (Naumann)症候
 
問題 28 距腿関節脱臼で内果が突出してみえるのはどれか。
1.外側脱臼
2.内側脱臼
3.前方脱臼
4.後方脱臼
 
問題 29 距腿関節脱臼の発生機序で誤っているのはどれか。
1.外側脱臼は足部の外転強制
2.内側脱臼は足部の内転強制
3.後方脱臼は足部の屈曲 (底屈 )強制
4.上方脱臼は足部の伸展 (背屈 )強制
 
問題 30 顎関節症で誤っているのはどれか。
1.マウスピースが治療に使われる。
2.咬合異常は原因の 1つである。
3.Ⅱ型は関節円板の異常が原因である。
4.顎関節運動時に弾発現象がみられる。
 
問題 31 野球肘の好発部位でないのはどれか。
1.内側側副靭帯
2.肘頭
3.上腕骨小頭
4.上腕骨外側上顆
 
問題 32 テニス肘で誤っているのはどれか。
1.発育期の障害である。
2.握力低下でみられる。
3.誘発テストとしてトムセン (Thomsen)テストがある。
4.短橈側手根伸筋起始部が損傷される。
 
問題 33 後骨間神経麻痺で正しいのはどれか。
1.感覚障害がある。
2.モンテギア (Monteggia)骨折に合併する。
3.手関節の伸展 (背屈 )は不能である。
4.前腕の回外は不能である。
 
問題 34 第 2~5指の MP関節ロッキングで誤っているのはどれか。
1.2指に多い。
2.MP関節は屈曲位をとる。
3.観血的療法の適応がある。
4.弾発指との鑑別が困難である。
 
問題 35 正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.鵞足炎では尻上がり現象が陽性である。
2.腸脛靭帯炎は X脚に多い。
3.オスグット・シュラッテル (Osgood-Schlatter)病は骨端の骨化障害である。
4.ジャンパー膝は膝蓋靭帯付着部の炎症である。
 
問題 36  10歳の男子。前腕部を損傷した。エックス線写真を下に示す。

 この損傷の整復後の固定肢位で正しいのはどれか。
1.肘関節鋭角屈曲位・前腕回外位
2.肘関節鋭角屈曲位・前腕回内位
3.肘関節鈍角屈曲位・前腕回外位
4.肘関節鈍角屈曲位・前腕回内位
 
 
問題 37  22歳の男性。右手首の痛みと手首の動きが悪くなったため来所した。 3か月前に野球の練習中ヘッドスライディングをした際に右手を負傷し、 3週間安静固定を行ない練習を休んでいた。痛みがとれたため練習を再開したところ、練習開始直後から痛みがではじめてきたという。初検時にスナッフボックス部に軽度の腫脹と圧痛を認めた。
 最も考えられるのはどれか。
1.手関節捻挫
2.手舟状骨骨折
3.ズデック (Sudeck)骨萎縮
4.長母指伸筋腱断裂
 
問題 38  20歳の女性。なで肩、左頚から左上肢にしびれ感が出現し、あまり力が入らず、夜間痛も強い。上肢を挙上させて支えた状態でしばらく様子を観察すると、しびれ感が軽減したので以下の検査を試みた。
 この症例で陽性になりにくい検査はどれか。

 
問題 39  55歳の女性。スーパー・マーケットに勤務しており、手を過度に使用する仕事をしている。最近になり右手の指で小さなものがつまみづらくなり、右母指・示指・中指掌側の感覚鈍麻を訴え来所した。夜間になると疼痛が増悪するとのことであった。母指球筋に萎縮があり、手根掌側の叩打によって放散痛を認めた。
 最も考えられるのはどれか。
1.前骨間神経麻痺
2.回内筋症候群
3.ギヨン (Guyon)管症候群
4.手根管症候群
 
問題 40  23歳の男性。左環指が伸びないとの訴えで来所した。 3年前に左環指基節骨骨幹部骨折の既往があり、骨癒合はしているが掌側凸の変形を残したまま治癒したとのことである。 PIP関節には約 30度の屈曲拘縮を認めた。同関節の他動的屈曲は正常であるが、中指、小指を伸展位に保持した際の環指 PIP関節の独立自動屈曲は制限されている。なお、 MP関節および DIP関節の運動はほぼ正常である。
  PIP関節の屈曲拘縮を起こしている原因はどれか。
1.浅指屈筋腱の癒着
2.深指屈筋腱の癒着
3.側副靭帯の肥厚短縮
4.指背腱膜の癒着
 
問題 41  69歳の女性。ゴミを出した帰りに自宅前の凍結道路でしりもちをついて転倒した。右股関節部周辺に痛みがあったが、歩くことができたので自宅に帰り朝食の準備に取りかかった。冷蔵庫の野菜室からネギを取るためにしゃがんで立ち上がろうとした際、右股関節部の痛みが強くなり立つことができなくなった。
 最も考えられるのはどれか。
1.股関節後方不全脱臼が完全脱臼となった。
2.大腿骨頚部外転型骨折が内転型骨折となった。
3.軽度の大腿骨頭すべり症が高度のすべりを起こした。
4.大腿筋膜張筋による弾発股が一時的な運動制限を起こした。
 
問題 42  14歳の男子。肥満体型。右膝関節部の痛みを訴えて来所した。はっきりとした原因はなく、 1か月位から遊んでいるときに、膝に痛みを感じるようになった。 3日前から膝部や股関節部に痛みが増強し、跛行が著名になってきたと訴える。膝には腫脹や圧痛はみられず炎症症状もないが、下肢を他動運動させると股関節部に運動制限がある。
 最も考えられるのはどれか。
1.大腿骨骨肉腫
2.膝蓋軟骨軟化症
3.大腿骨骨頭すべり症
4.ペルテス (Perthes)
 
問題 43  21歳の女性。自宅でコタツから立ち上がろうとしてよろけ、膝関節軽度屈曲位で下腿の外旋運動が強制された。膝関節部に疼痛が出現するとともに患肢荷重および屈伸運動不能となったため来所した。膝関節は軽度屈曲位に弾発性固定され、持続性の疼痛、腫脹および膝外側に骨性の膨隆を認めた。
 この損傷で誤っているのはどれか。
1.膝蓋骨高位を認める場合が多い。
2.脛骨粗面が内方へ偏位している場合が多い。
3.膝蓋骨骨軟骨骨折の合併がみられる。
4.自然に整復されて受診する場合が多い。
 
問題 44  14歳の男子。中学入学後、陸上競技を始めた。 1か月前から右膝に痛みを感じていたが、練習を休まずに継続していた。症状が悪化し、脛骨粗面の突出が目立ってきたので来所した。
 この患者に対する指導管理として適切でないのはどれか。
1.一時的なスポーツ活動の休止
2.突出部への継続的な圧迫
3.大腿四頭筋のストレッチング
4.疼痛部位へのアイシング
 
問題 45  35歳の男性。 2か月前から起床時の歩き始めの際、左踵に痛みを感じていた。運動後や長時間の立ち仕事の後に痛みが増強してきたので来所した。腫脹や発赤、感覚異常は特にみられなかったが、図のように足底部で圧痛店を認めた。また、足指を他動的に伸展させると同部位の痛みが再現された。

 最も考えられるのはどれか。
1.外脛骨障害
2.足根管症候群
3.足底腱膜炎
4.踵骨骨折
 

柔道整復師国家試験 第14回 柔道整復理論 解答

問題1 
問題2 
問題3 
問題4 
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問題7 
問題8 
問題9 
問題10 
問題11 
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問題14 
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問題17 
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問題19 
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問題23 
問題24 
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問題26 
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問題28 
問題29 
問題30 
問題31 
問題32 
問題33 
問題34 
問題35 
問題36 
問題37 
問題38 
問題39 
問題40 
問題41 
問題42 
問題43 
問題44 
問題45 

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