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第19回 柔道整復師国家試験 【柔道整復理論】

問題 1 介達外力で複合骨折が起こりやすいのはどれか。
1.小児の鎖骨骨折
2.高齢者の上腕骨顆骨折
3.小児の前腕骨骨幹部骨折
4.高齢者の大腿骨頸部内側骨折
 
問題 2 屈曲骨折の分類と骨折型との組合せで誤っているのはどれか。
1.1型―――複合骨折
2.1型―――骨片骨折
3.2型―――斜骨折
4.3型―――圧迫骨折
 
問題 3 最も高いエネルギーによる損傷はどれか。
1.横骨折
2.斜骨折
3.螺旋骨折
4.粉砕骨折
 
問題 4 ソルター-ハリスの分類で正しいのはどれか。
1.Ⅰ型は肥大層の損傷に限局する。
2.Ⅲ型が最も多い。
3.N型は成長障害を起こしにくい。
4.V型は受傷直後のエックス線像で判別が容易である。
 
問題 5 ズデック (Sudeck)骨萎縮で正しいのはどれか。
1.骨膜反応がみられる。
2.有痛性である。
3.上腕骨遠位部に好発する。
4.骨萎縮は短期間で回復する。
 
問題 6 病院へ緊急搬送を必要とするのはどれか。
1.鎖骨骨折整復中に一時的に顔面蒼白となった。
2.コーレス (Colles)骨折受傷 1時間後に体温が 38℃に上昇した。
3.大腿骨骨折受傷 3日後に前胸部に点状出血斑が現れた。
4.上腕骨顆上骨折固定 5日目に再転位した。
 
問題 7 偽関節が起こりやすい要因で誤っているのはどれか。
1.高齢者
2.複雑骨折
3.骨折部に多量の血腫
4.過度の持続牽引固定
 
問題 8フォルクマン (Volkmann)拘縮の症状で誤っているのはどれか。
1.浮腫
2.自発痛
3.感覚麻痺
4.手関節伸展位
 
問題 9 骨折の固定後、早期に現れるのはどれか。
1.筋萎縮
2.関節拘縮
3.骨萎縮
4.循環障害
 
問題 10 肋骨骨折の絆創膏固定で正しいのはどれか。
1.正中線を越えない範囲で貼付する。
2.深呼吸させ完全吸気状態で貼付する。
3.屋根瓦状に下方から上方に向って貼付する。
4.固定期間終了まで交換は避ける。
 
問題 11 上腕骨大結節骨折で誤っているのはどれか。
1.裂離骨折として発生する。
2.肩関節外転位で固定する。
3.肩関節前方脱臼に合併する。
4.上腕二頭筋長頭腱脱臼を合併する。
 
問題 12 単純エックス線写真 (No .2)を示す。

 肩の外傷で正しいのはどれか。
1.若年者に好発する。
2.弾発性固定がみられる。
3.徒手整復は禁思である。
4.固定期間は 2週である。
 
問題 13 初検時、骨折部が前外方凸変形するのはどれか。
1.上腕骨外科頸内転型骨折
2.上腕骨骨幹部 (三角筋付着部より近位 )骨折
3.大腿骨骨幹部中⅓部骨折
4.脛腓両骨骨幹部骨折
 
問題 14 上腕骨骨幹部骨折で正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.介達外力では横骨折が多い。
2.整復操作に伴う橈骨神経麻痺がある。
3.幼児ではハンギングキャスト固定を行う。
4.内反変形を残しやすい。
 
問題 15 小児の上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.キャリングアングルの減少は内反転位を示す。
2.末梢骨片の外旋を残すと内反肘を後遣する。
3.遠位骨片の後方転位は自家矯正されやすい。
4.偽関節を生じやすい。
 
問題 16 誤っている組合せはどれか。
1.上腕骨外顆骨折―――外反肘
2.上腕骨顆上骨折―――阻血性拘縮
3.上腕骨内側上顆骨折―――肘関節伸展障害
4.肘頭骨折―――遅発性尺骨神経麻痺
 
問題 17 骨折型と発生頻度の高い変形との組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.肘頭骨折―――上腕三頭筋腱が索状に突出
2.橈骨頸部骨折―――骨片が後方に突出
3.モンテギア (Munteggia)骨折―――橈骨頭が前方に突出
4.ガレアジ (Galeazzi)骨折―――尺骨頭が背側に突出
 
問題 18 保存療法で整復直後の固定が良肢位なのはどれか。
1.肘関節後方脱臼
2.月状骨脱臼
3.膝蓋骨骨折
4.足関節前方脱臼骨折
 
問題 19 手の舟状骨骨折で誤っているのはどれか。
1.手関節の捻挫との鑑別は容易である。
2.手関節橈屈で疼痛が増強する。
3.母指は IP 関節の手前まで固定する。
4.長期の固定が必要である。
 
問題 20 マレットフィンガーで誤っているのはどれか。
1.Ⅰ型は DIP 関節を過伸展位で固定する。
2.Ⅱ型は終止腱停止部の裂離骨折である。
3.Ⅲ型は観血的治療が原則である。
4.DIP関節の伸展不全は自然回復する。
 
問題 21 股関節の関節可動域制限のない患者をベッドに端座位とし、股関節の屈曲を指示した。右脚は図のように屈曲可能であったが、左脚は屈曲できなかった。

左脚の機能不全筋はどれか。
1.腸腰筋
2.大殿筋
3.中殿筋
4.梨状筋
 
問題 22 後脛骨筋によって裂離骨折が生じる部位はどれか。

1.a
2.b
3.c
4.d
 
問題 23 外傷性肩関節脱臼の分類と所見との組合せで誤っているのはどれか。
1.鎖骨下脱臼―――上腕長延長
2.肩峰下脱臼―――上腕内旋位
3.烏口下脱臼―――肩峰下空虚
4.関節窩下脱臼―――上腕外転位
 
問題 24 整復後 2週経過した肩関節前方脱臼の後療法で誤っているのはどれか。
1.肩関節部の温熱療法
2.肩関節部の軽擦手技
3.コッドマン体操
4.肩関節外転外旋の強制運動
 
問題 25 母指球・示指および中指掌側面の感覚障害の原因となるのはどれか。
1.舟状骨骨折
2.月状骨脱臼
3.尺骨頭背側脱臼
4.ベネット (Bennett)脱臼骨折
 
問題 26 患者を腹臥位として行う股関節後方脱臼の整復法はどれか。
1.牽引整復法
2.コッヘル法
3.ミッデルドルフ法
4.スティムソン法
 
問題 27 先天性股関節脱臼の身体所見で誤っているのはどれか。
1.大腿皮膚ヒダが左右非対称となる。
2.股関節屈曲外転で患側大腿外側がベッドに付く。
3.背臥位で膝を立てると患側の膝が健側より低くなる。
4.開排時にクリック音を触知する。
 
問題 28 脱臼と断裂する靭帯との組合せで正しいのはどれか。 2つ選べ。
1.股関節後方脱臼―――大腿骨頭靭帯
2.膝関節前方脱臼―――前十字靭帯
3.膝蓋骨外側脱臼―――外側側副靭帯
4.距腿関節外側脱臼―――前距排靭帯
 
問題 29 膝蓋骨外側脱臼で誤っているのはどれか。
1.X脚の人に起こりやすい。
2.下腿が内反内旋位を強いられ発生する。
3.内側膝蓋支帯部の圧痛を示すことが多い。
4.膝蓋骨軟骨損傷を合併しやすい。
 
問題 30 自然整復されやすいのはどれか。
1.膝蓋骨外側脱臼
2.距腿関節外側脱臼
3.リスフラン関節外側脱臼
4.1中足指節関節背側脱臼
 
問題 31   SLRテスト偽陽性のときに追加する検査はどれか。
1.ブラガードテスト
2.FNSテスト
3.ケンプテスト
4.ニュートンテスト
 
問題 32 腱板損傷で行う検査はどれか。
1.ヤーガソンテスト
2.チェアーテスト
3.ドロップアームテスト
4.アドソンテスト
 
問題 33 肘部管症候群で筋萎縮が著明でない部位はどれか。

1.a
2 b
3.c
4.d
 
問題 34 指末節に病変がみられるのはどれか。
1.マーデルング (Madelung)変形
3.ド・ケルバン (de Quervain)
2.へパーデン (Heberden)結節
4.デュピュイトラン (Dupuytren)拘縮
 
問題 35 膝関節障害はどれか。 2つ選べ。
1.ティーチェ (Tietze)
2.オスグッドーシュラッター (Osgood-Schlatter)
3.プラント (Blount)
4.ペルテス (Perthes)
 
問題 36  20歳の男性。ラグビーの試合で全力疾走中、不意に腕をつかまれ転倒した。初検時、三角筋の膨隆が消失し、肩関節がやや外転位で運動制限がみられ、烏口突起下に上腕骨頭を触知した。整復後、肩関節の外転不能と上腕近位外側に感覚障害が現れた。
 考えられる合併症はどれか。
1.腋窩神経損傷
2.筋皮神経損傷
3.橈骨神経損傷
4.肩甲下神経損傷
 
問題 37 7歳の男児。鉄棒から落ちて左手を衝いた際、左肘が過伸展強制され受傷した。来所時、肘部の変形や腫脹が強く上腕骨遠位部骨折を疑った。手指の機能を確認する目的で、ジャンケンのグーとパーをするように指示したところ、パーは可能であったが、グーは図のようであった。

 考えられるのはどれか。
1.筋皮神経損傷
2.橈骨神経損傷
3.正中神経損傷
4.尺骨神経損傷
 
問題 38 10歳の男児。野球で打球をショートバウンドで捕球しようとして右手小指の外転を強制され負傷した。右手小指 MP関節を中心とする腫脹と、基節骨基部に限局性の圧痛を認めた。 MP関節の屈曲運動はやや制限されていて、伸展では外転位をとり環指から離れている。同指の PIP及び DIP 関節に異常は認めなかった。
 最も考えられるのはどれか。
1.中手骨頸部骨折
2.中手骨骨頭骨折
3.基節骨骨端離開
4.MP関節捻挫
 
問題 39 7歳の男児。スキー滑走中、新雪にスキー先端を突っ込み、上体を捻るようにして転倒、スキー板から靴が外れず、右下腿部を受傷した。下腿中央部に軽い腫脹と同部内側の限局性圧痛を認め、軸圧を加えると同部に疼痛が出現した。下腿に捻転力を加えたが異常可動性は認められず、軋轢音も認めなかった。
 最も考えられるのはどれか。
1.脛骨骨幹部不全骨折
2.腓骨骨幹部単独骨折
3.脛・腓骨骨幹部螺旋骨折
4.脛・腓骨骨幹部横骨折
 
問題 40   25歳の男性。スノーボードで転倒し左肩部を強打した。左上肢の運動制限および左鎖骨内端部に激しい疼痛があり、呼吸時に増悪する。左頸静脈の怒張もみられた。
 最も考えられるのはどれか。
1.肩甲骨骨折
2.定型的鎖骨骨折
3.肩鎖関節脱臼
4.胸鎖関節脱臼
 
問題 41 26歳の男性。空手の蹴りを練習中、右足第 1指を過伸展強制され、図のような変形を呈して来所した。足底面に中足骨頭を触れ、基節骨を他動的に屈曲すると弾力性の抵抗があり、力を緩めると図の変形に戻ってしまった。

 この損傷の整復操作として適切でないのはどれか。
1.中足骨長軸上の末梢牽引
2.中足指節関節の過伸展
3.基節骨基部背側の直圧
4.中足指節関節の屈曲
 
問題 42   35歳の女性。 3日前、自動車運転中、車に追突され負傷した。受傷直後から後頚部に自発痛および運動痛がみられたが、今日になってめまい感や耳鳴り、顔面部の感覚障害がみられ来所した。四肢の感覚障害や運動障害はなく、しびれ感や冷感もない。ジャクソンテストは陰性で上肢・下肢の深部反射も正常であった。
最も考えられるのはどれか。
1.胸郭出口症候群
2.頸部交感神経症候群
3.頸椎椎間板ヘルニア
4.後縦靭帯骨化症
 
問題 43 30 歳の女性。出産後、友人と携帯メールを頻繁に交わすようになり、右手母指の付け根 に痛みを感じるようになった。軽度の腫脹と熱感が患部にみられ、最近は箸を持つのもつらく感じるようになった。
 陽性となる検査はどれか。
1.ファーレンテス ト
2.アレンテスト
3.トムゼンテスト
4.フィンケルスタインテスト
 
問題 44 19歳の女性。 1か月前、バスケットボールをしていた際、右膝関節を捻り負傷した。右膝関節の腫脹が軽減しないため来所した。膝関節を屈曲し下腿を内旋させた状態から、膝に外反力を加えながら、膝関節を伸展させる徒手検査を行ったところ、下腿の前内方への不安定性を生じた。

 考えられる損傷部位はどれか。
1.a
2.b
3.c
4.d
 
問題 45  30歳の男性。 2か月前、バレーボールをしていた際、左足関節が内返し強制され負傷した。 同様の既往が数回あり放置していたが、疼痛が残存し来所した。腫脹、熱感はないが左足関節に内反不安定性がみられた。
この不安定性を改善する目的で強化する最も適切な筋はどれか。
1.後脛骨筋
2.長・短腓骨筋
3.足長母指伸筋
4.ヒラメ筋
 

柔道整復師国家試験 第19回 柔道整復理論 解答

問題1 ②
問題2 ④
問題3 ④
問題4 ①
問題5 ②
問題6 ③
問題7 ③
問題8 ④
問題9 ④
問題10 ③
問題11 ④
問題12 ②
問題13 ①
問題14 ②④
問題15 ①③
問題16 ④
問題17 ③④
問題18 ①
問題19 ①
問題20 ④
問題21 ①
問題22 ②
問題23 ①
問題24 ④
問題25 ②
問題26 
問題27 ②
問題28 ①②
問題29 ②
問題30 ①
問題31 ①
問題32 ③
問題33 ③
問題34 ②
問題35 ②③
問題36 ①
問題37 ③
問題38 ③
問題39 ①
問題40 ④
問題41 ①
問題42 ②
問題43 ④
問題44 ③
問題45 ②
問題46 ④

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